グラフィックイコライザー(EQ)、パワーアンプのゲインの調整(音調整)

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ホットワイヤードでは、音調整(サウンドセッティング)のみのお客様も大歓迎です。

音調整、サウンドセッティングと一言に言っても、実は色々あります。

 

例えば、

ヘッドユニットのピークボリュームの測定。

お使いのヘッドユニットの最大出力をご存知ですか?
最大出力を発生するボリュームの数値をご存知ですか?
ボリュームのどこから音が歪み始めるかご存知ですか?

 

アンプのゲイン調整。

ゲインのダイヤル回すと音が大きくなったり小さくなったりしますが、これ、ほとんど人が適当にセッティングしてますよね?

 ダメですよ。

ヘッドユニットの最大ボリュームを知らないとか、アンプのゲインをベストな位置に設定していないという事は、例えるなら、自分のクルマのエンジンが、何回転で、何馬力なのかを知らずに、メーターも見ないでめちゃくちゃにアクセルふかしている様な状態です。
当然良いベストな音では聴けませんし、スピーカーなどを壊してしまう事もあります。

ホットワイヤードでは,オシロスコープなどを使用して,パワーアンプが最大出力を発生する位置(音が歪み始める直前のギリギリ切りの位置)を見つけて,ゲインをセッティングします。

 

スピーカーの位相チェック。

簡単にいうと、スピーカーのプラス端子とマイナス端子が、それぞれ正しく接続されているか?と言う事なのですが、スピーカーやネットワークにプリントされているプラス/マイナスの記載自体が間違っている事も良くありますので注意が必要です。

インフェーズ/アウトフェーズ,正相/逆相などと呼ばれます。

ホットワイヤードでは、必ず専用の機械で位相を測定します。

 

クロスオーバー(ネットワークと呼ばれたり、パッシブとかアクティブとか色々あります。)

これは、どのスピーカーに、どの範囲の音の再生を受け持たせるか、どこの周波数でクロスさせるかを調整する機能です。
マルチアンプシステムを組んでいる場合は必須ですが、最近では、ヘッドユニットの内蔵アンプで、マルチシステムが組める機能を持ったヤツもありますので、きちんとセッティングする必要があります。

 

タイムアライメント。(タイムディレイとかいろんな呼び方があります。)

これは、簡単に言うと、車内の各スピーカーからリスナーまでの距離の違いを補正して、すべてが同時に聴こえるように調整する機能です。
ちゃんと距離を測って、計算して、最後の微調整は聴感で行ないます。
専用の機械で調整してから、聴感で調整する場合もあります。

 

イコライザー(グラフィックイコライザーとかパラメトリックイコライザーとか、EQなど)

車内は、ガラスの反射や内装による音の吸収などが原因で、各車両で周波数特性が違う為、フラットで理想的な周波数特性に調節する為の機能です。
これなんかもう、適当に調整しちゃってる人がほとんどだと思いますが、人間の耳で調整するのはほぼ不可能だと思います。

 

ホットワイヤードでは、イコライザーの調整も、リアルタイムアナライザー(RTA)と言う、専用の機械を使用してセッティングします。

RTAクロスオーバーネットワークの調整や音圧の測定にも使用します。
人間の耳で聞こえる範囲といわれている、20ヘルツから20000ヘルツまでを、31バンドに分けてで表示します。

 

例えば,グラフィックイコライザーのセッティング作業はこんな感じです。

こちらは先日イコライザーの調整をさせて頂いた、WVポロのお客様。
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(最近のポロってこんなにカッコいいんですね!知らなかった。ゴルフかと思った。)

運転席に、測定用のマイクを立てて、周波数特性を計測します。
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グラフの山や谷は、ピークとディップと言って、出過ぎている周波数と、出ていない周波数がグラフで見れるようになっています。

音が目で見れるようになるのです。
調整前は、どんなクルマでもこんな感じで、ギザギザです。
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これを、ナビヘッドのイコライザーで調整します。

このヘッドユニットの場合は、7バンドしか調整箇所が選択できないので、できる範囲でベストなセッティングを見つけ出します。
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そしてこちらが、最終的な周波数特性の表示です。

低音から、高音にかけて、なだらかに下がっていくのが理想的な周波数カーブです。
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ローエンドとハイエンドが出きっていませんね。

つまりウーハーの再生能力と、ツイーターの再生能力が不足していると言う事です。
簡単に言うと、もっと良いウーハーとツイーターが欲しい! と言う事です。

最終的には、オーナーご自身の好みで、好きなように設定しても良いのですが、一応教科書通りの理想的な周波数特性を知っておく必要があります。

最近のナビやヘッドユニットは、何パターンかをメモリーできるものがほとんどですので、設定をメモリーした上で、色々試してみると良いと思います。

オーナー様曰く、ボーカルがしっかり聞こえるようになっとの事です。

 

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