カーオーディオのサウンドセッティング方法 パイオニア サイバーナビ 5.1ch.シアターの音調整

カーオーディオのサウンドセッティング サイバーナビ 5.1ch.シアターの音調整の方法をご紹介します。

パイオニアのサイバーナビのサウンドセッティングのご相談でご来店頂きました,T様のストリームです。

th_IMG_0607

オーナー様曰く,

音が悪いので,自分で色々やってみたが,どうにもうまくいかないと・・・。

そもそも設定項目が多すぎて,何がなんだかわからないと・・・。

 

と,いう同じ様な方は多いのではないでしょうか?

th_IMG_0602

 

サイバーナビは,2CH.ステレオに加えて,5.1CH.のDVDシアターも装備しています。

2チャンネルとマルチチャンネルと,それぞれサウンドセッティングができるのですが,これだけ項目が多いと,はっきり言って良くわからないから適当にいじって放置の方が多いのではないでしょうか?

ブログ上で文字で書いてすべてを説明するのはとても大変なのですが、

th_IMG_0604

 

他店でのご購入/取付で,音調整のみでのご依頼です。

たしかに,あきらかに残念な音が出ています・・・。

th_IMG_0597

良く見たら,
フロントドアには,ロックフォードの最高級スピーカー,T5がついているじゃないですか・・・。

th_IMG_0598

リアのドアには,ロックフォードの2番目に高価なスピーカー,T3がついています・・・。

th_IMG_0600    

 

お客様自身も,これだけのパーツを付けて,この音はないだろう? 

と感じられていたようです。

 

 

と,

いうわけで,いつも通りの音調整メニューで,基本から始めます。

まずは,各スピーカーの位相。
プラスとマイナスの接続が間違っていないかの確認。
「そんな基本的な事を間違えて接続するショップがあるのか?」 
と思うのですが,これが実は,9割のお客様がどこかのスピーカーが間違っているので不思議です。

耳では,聞き分けるのが大変なので,専用のテストトーンを再生して位相チェッカーという機械で識別します。

th_CIMG0470

次に,各ユニットのゲイン調整をします。

まずはヘッドユニット(サイバーナビ)のゲイン調整
簡単に言うと,最大で使えるボリュームを確認する,という作業をします。

これも耳でやるのは無理なので,専用の正弦波を再生して,オシロスコープという機械を使用します。

th_IMG_0588

さすが,パイオニアの最上機種のサイバーナビ、ボリューム最大の40でも,余裕です。
信号が歪む事はありません。

ちなみに,その時の最大出力は、2.25V ありました。

th_IMG_0593

次に,パワーアンプのゲイン調整 をします。

ここで,ひとつコツをご紹介します。

先ほど測定したヘッドユニットの最大ボリューム40でパワーアンプの最大ゲインを設定するのではなく,ヘッドユニットのボリュームを35にして,アンプのゲイン調整をします。

音源によってレベルが違うので,いろいろなCDやDVDを再生する事を考慮して,多少余裕を持たせておく為です。

th_IMG_0589

オシロスコープの波形を見ながら,パワーアンプのゲインを調整していきます。

下の画像の様に,綺麗な波形は,信号が歪んでいない(ディストーションしていない)、正しい状態です。

th_IMG_0581

 下の画像は,意図的にゲインを上げすぎてみた時の,オシロスコープの画面です。

信号が歪んで,丸い頭の先が,平らになってしまっています。

これを、音が歪む,とか,信号が歪むとか,信号のクリップ,とか、ディストーション、とか,呼びます。

音が歪んだ上に,クリップした部分の音がなくなってしまっているわけです。

つまり、音が悪いんです。

ちなみに、パワーアンプのゲインを上げすぎて歪ませてしまった音楽信号は,ヘッドユニットのボリュームに関係なく歪んだままでクリップしていますで,小さな音でも,大きな音でも常に歪んだ音楽信号を聞く事になるのです。

th_IMG_0579

今回調整したパワーアンプは,ROCKFORD の POWER シリーズの、T1000-4ad.

ヘッドユニットからの出力が約2Vに対して,アンプのクリップ直前の最大出力は,38.75V もある。

さすがハイパワーで定評のある,ロックフォードのアンプ。(^^)

th_IMG_0580

 

ちなみに,リアチャンネルの最大出力は、39.55V ありました。

この辺が個体差なのですが、1Vも違うので,こだわる人はきちんと調整した方が良いでしょう。

前後 の場合ならまだしも,

フロント/リアを,ミッドとツイーターで使用している場合や,

左右で独立ゲインを装備しているパワーアンプだと、

ここをキチンと数値で確認した上で,セッティングしないと,高級アンプも台無しですし、
その後のプロセッサーのセッティングも
どうにもうまくできませんので,非常に重要です。

th_IMG_0590

 

まずは,各スピーカーの位相を直して,ゲイン調整が完璧にできてから,
やっとサイバーナビの内蔵のプロセッサーのサウンドセッティングに入ります

サイバーナビのサウンドセッティングでは,主に,各スピーカーのレベル調整,クロスオーバー(カットオフ)、タイムアライメント,イコライザー をセッティングします。

サイバーナビは,デフォルトで,初期設定の数値が入れてあるので,
各種プリセット(フロントR とか フロントL とか、オール とか ロックとか)
を選択すると,各セッティングに適当な数値が入ってしまうのですが,たまたま自分のクルマが「ドンピシャでラッキー」なんて事はあり得ませんので,結局は変な音場になってしまい,気持ち悪いんです。

 

本来は,クロスオーバーのセッティングをして,タイムアライメンのセッティングしてから,イコライザーのセッティングをするのですが,クロスオーバーとタイムアライメントに関して書くのは
また次回。

 

 

で,いきなりイコライザーの調整へ。

こちらがサイバーナビのイコライザーのセッティング画面。th_IMG_0613

13バンドしかないし,左右も同時に,フロントもリアもウーハーも全部一緒にかかってしまうので,細かい調整はできないのですが,

がんばって、このくらいまでは調整できました。

(先日アメリカのメーカーまで送って,キャリブレーションしてもらった,オーディオコントロール社製のアナライザー。 調子いい!)

おおよそ、理想的な車内の周波数特性である事が見て取れます。

th_IMG_0612        

ものスゴく音が良くなって、ビックリした、

と,オーナー様には非常に喜んで頂けました。(^^)

遠方からのご来店,ありがとうございました。

th_IMG_0608

 

カーオーディオ、カーナビのサウンドセッティング(音調整)は、お気軽に,ホットワイヤードまでお問い合わせください。

他店で取付のオーディオの,音調整のみのご依頼も大歓迎です。

コンテストに参加される車両のガチの音調整も大歓迎です。

 

 

 

イベント関係のフォトギャラリー

https://onedrive.live.com/?cid=37eee5719ba2f295

HOT WIRED製作車両のフォトギャラリー

https://plus.google.com/photos/113559792766274725716/albums

動画をご覧頂ける,HOT WIRED CHANNEL はこちら!

https://www.youtube.com/user/hotwiredweb/videos 

 

***********************************************************

HOT WIRED (ホットワイヤード)

〒455-0801 愛知県名古屋市港区小碓(おうす)1-424

TEL:052-355-9669 FAX:052-355-9449

424-1 OUSU MINATO NAGOYA AICHI, JAPAN 455-0801

TEL:81-52-355-9669 FAX:81-52-355-9449

information@hotwired.co.jp

http://www.hotwired.co.jp
http://www.facebook.com/hotwiredjp

https://www.youtube.com/user/hotwiredweb/videos

***********************************************************

三菱ダイアトーン サウンドナビ SOUNDNAVI PREMI 内蔵マルチとサウンドセッティング

三菱ダイアトーン サウンドナビ

DIATONE SOUNDNAVI 90 PREMI

NR-MZ100PREMI も出ましたね。(2015.10.20発売予定)

最近特に増えているのが、サウンドナビの音調整のお問い合わせです。

「音が良い」と言われて,SOUND NAVI のPREMI を買ったのはいいが,サウンドセッティングが正しく調整されていないので,むしろ音が悪い・・・,

と,いうお問い合わせを多くいただきます。

また,「サウンドナビは音が良い」からと買ったのだが,安いのを買ったらスタンダードモデルで,サウンドセッティングの調整機能が無い・・・,

と,いうご相談も頂きます・・・。

 

三菱サウンドナビのサウンドセッティングと、

スタンダードモデルで「内蔵マルチ」を実現する裏技をご紹介します。

 

プレミは,マルチアンプシステムが構築できる,高性能なデジタルプロセッサーを内蔵している事が最大の特徴です。
内蔵アンプのフロント出力とリア出力を使用して、マルチアンプシステムを構築する,いわゆる「内蔵マルチ」も可能です。

純正装着のサウンドナビや,スタンダードモデルは,このデジタルプロセッサーの機能が大きく省略されたモデルです。
基本的には,「内蔵マルチ」はできないのですが,ちょっとした裏技で「内蔵マルチ」が可能になるので,ご紹介します。

ただし,プレミとまったく同じ様にできるわけではなく,あくまでも半ば無理やるやる裏技ですので,そこのところあらかじめご理解願います。

 

フロント2WAYセパレートスピーカーを,サウンドナビのスタンダードモデルの内蔵アンプで鳴らすというシステムを例に説明します。

簡単に説明しますと,
内蔵アンプの出力の、フロントをミッドベースにつないで,リア出力をツイーターにつなぎます。

クロスオーバーのサウンドセッティングの画面上では,絵とは逆になりますので,注意して調整する必要があります。

クロスオーバーのセッティングは,最終的には聴感でやるしかないので,こだわるお客様用には,何時間もかけてがんばってベストのセッティングを探します。

th_CIMG0486

タイムアライメントの設定画面の表示も実際の接続とはフロント/リア(ミッド/ツイーター)が逆になりますので、注意してください。

 

タイムアライメントは,リスニングポジションから各スピーカーまでの距離を測って、数値を入れるのが基本ですが,それだけでドンピシャに合う事はまずないので,こだわるお客様には,そこから何時間もかけて聴感で微調整のセッティングをしていきます。

th_CIMG0485

コルベットC5 に取り付けた,三菱ダイアトーン サウンドナビ のスタンダードth_CIMG0835 

イコライザーのセッティングは,RTAという測定機器を使用します。

車内の周波数特性を計測して,リアルタイムに表示する事ができます。

俺は耳でやれるんだ!、という天才はどうぞ耳でやってください。(笑)
私は天才ではないので,計測機械を使用した後で,聴感のセッティングを追加します。
th_CIMG0498

運転席の,頭の位置あたりにマイクを設置して,専用のテストトーンを再生して計測します。

th_CIMG0492

計測結果をもとに,車内の周波数特性をできるだけ最適になる様に設定していきます。
このサウンドナビは,スタンダードなので,イコライザーが10バンドしかないです。

th_CIMG0483

が!
その前に,

すべてのセッティングをはじめる前に,一番最初に確認するのは,各スピーカーの位相です。
これも,耳で聞き分けるのは困難なので,位相チェッカーという機械を使って確認します。
初歩的な事なのですが,意外と逆相になっているスピーカーのまま、一生懸命サウンドセッティングを続けている人が多いので注意してくださいね。(泣)

つまり,スピーカーのプラス/マイナスを間違えて接続してしまっているわけです・・・。
ちなみに,スピーカーやネットワークの表記自体が間違っている場合も少なくないので注意してください。

これも耳でやれるという天才はどうぞ耳でやってください。(笑)

th_CIMG0470

 

詳しい説明は省きますが,
外部アンプはもちろんですが,ナビの内蔵アンプにもゲイン調整が必要で,一番良い音が出るボリュームや,最大出力を出すボリュームの数値や,それ以上上げると歪み始めるボリューム数値を計測して、知っておく必要があります。

ゲイン調整にはデジタルテスターやオシロスコープが必要です。

ちなみに,三菱のサウンドナビは,PREMI も含めて,残念ながらフルボリュームでもも信号が歪まない高級CDデッキとは違って,意外と低いボリュームで出力信号が歪みはじめますし,最大出力も1.5V〜1.7Vくらいしかないので,特に注意が必要なデッキです。

 

 

カーオーディオのサウンドセッティングに関して,良く勘違いしている人が多いので、

書きます。

「実力ショップの音作り」なんて言う言葉遣いを雑誌などでは良く目にしますが、音を作るのは、アーティストやレコーディングエンジニアの仕事で、CDなどに録音されいる音楽信号は既に完成された作品が記録されているだけなので、ショップや視聴者個人が、「音を作る」という事は正しくありません。
(そんなの個人の自由だとかの議論は置いといて)

ホットワイヤードで実施している,基本的なプロセッサーの音調整は,

だれか好みの音に設定するわけでもなく,なにか音を作るわけでもなく,特定のCDだけに合わせるわけでもないのです。

テスト信号などをもとに、「録音されている音楽データを正しく再生できる様に設定する」だけなのです。

個人の好みとか,低音がどうとか高音がどうとか,このブランドの音はどうだとか、聴感上でどうか? ケーブルがどうとか,ハイレゾ音源がどう? とかは,その後の話なんです・・・。

ハイエンドカーオーディオは、バラバラの部品を購入して組み立ててシステムを構築する為,どうしても避けられない現象なのですが,とりあえず出てくる音はバラバラでグチャグチャです。

まずは,プラス/マイナスが逆だったり,山勘で設定したアンプのゲインを直したり,などの基本的な事を確認して,正しく直して,各種設定もあてズッポでいじった結果グチャグチャの音になっているサウンドシステムを、普通の状態に直すが一番最初の作業なのです。

これが地味にめちゃくちゃ大変なのですが・・・。(泣)

 

そしてもちろん、取り付け(インストレーション)が、非常に重要です。

 

残念ならが、上記の地味にめんどくさい事をすっ飛ばして、ハイレゾ音源をぶち込んだら、すばらしい音が出てくるということもありません。(T_T)

 

 

 

 

他店で取付のカーオーディオの音調整のみのお客様も大歓迎です。

カーオーディオのサウンドセッティングのご相談は,お気軽にHOT WIREDまでお問い合わせください。(^^)

 

 

イベント関係のフォトギャラリー

https://onedrive.live.com/?cid=37eee5719ba2f295

HOT WIRED製作車両のフォトギャラリー
https://plus.google.com/photos/113559792766274725716/albums

動画をご覧頂ける,HOT WIRED CHANNEL はこちら!

https://www.youtube.com/user/hotwiredweb/videos

***************************************************************************
HOT WIRED (ホットワイヤード)

455-0801 愛知県名古屋市港区小碓(おうす)1-424
TEL
052-355-9669 FAX052-355-9449

424-1 OUSU MINATO NAGOYA AICHI, JAPAN 455-0801
TEL:81-52-355-9669 FAX:81-52-355-9449

information@hotwired.co.jp
http://www.hotwired.co.jp
http://www.facebook.com/hotwiredjp
https://www.youtube.com/user/hotwiredweb/videos
***************************************************************************

AUDI TT アウディ TT スピーカー取り付け/デッドニング

AUDI TT のフロントスピーカーの交換。

ドアのデッドニング。

th_IMG_0977

ルーフのラッピング。

th_IMG_0978

テールランプのスモーク加工。

th_IMG_0986th_IMG_0983 

アウディの赤いシート。

th_IMG_0984

ナビは,サイバーナビ。

 th_IMG_0985  

取付けるスピーカーは,ROCKFORD FOSGATE(ロックフォード)の、POWERシリーズの2WAYセパレートスピーカー。

T2652-S

th_P1080118th_P1080123

ツイーターは,純正位置に取付けます。

(こちら純正ツイーター)

th_P1080004

ドアも,カッコイイデザインです。

が,スピー交換はとてもやりにくいです。

th_IMG_0980

AUDI TTのドアパネルを外すと,中はこんな感じ。

デッドニングは、モノスゴくやりにくいです。

th_P1070928

純正スピーカーとしては,サイズが大きいです。
見えないグリルにまで、AUDIのマークが入っています。

th_P1070994

スピーカー自体はデカいですが,純正らしい,とても小さなマグネットのスピーカー。

th_P1070995

 

このクルマは,2WAYセパレートスピーカーです。

フロント3WAYセパレートのモデルもあります。
AUDI TT の純正スピーカーは,純正スピーカーとしては,非常に贅沢なスピーカーが装備されています。

ですから,フロントスピーカーのアップグレードを考える場合は,結構良いスピーカーをチョイスする必要があります。

適当に国産ブランドのトレードインスピーカーなんか入れちゃうと,純正より音が悪くなってしまいますので,注意してください。

 

 

スピーカーを取付ける土台を作る為,純正スピーカーから型をとって,MDFでインナーバッフルを切り出します。

th_P1080087

スピーカーの背圧をうまく逃がす為に,インナーバッフルにはテーパー加工を施します。

th_P1080088

インナーバッフルの防水加工。

th_P1080090  

ドアのデッドニング作業中。

th_P1080125 

ドアパネルのデッドニング。

th_P1080095

ドアのデッドニング完成。

th_P1080127

今回は,リアルシルトを使用しました。

th_P1080128

細かい破線等も,振動でラトル音を出さないように,スポンジシートやアルミテープで固定します。

th_P1080140

ツイーターは,純正位置にうまく取付ける事ができました。

th_P1080187

そして最後は,もちろんサウンドセッティング(音調整です。)

これは,イコライザーの調整のために使用する、RTAと呼ばれる機械のマイクです。

運転席に測定用のマイクを設置して,ピンクノイズと言う,イコライザー調整専用のトラックを再生して,車内の周波数特性を測定します。

th_P1080251

 

RTA(リアルタイムアナライザー)の表示部。

測定結果は,リアルタイムに表示されます。

何もしないで最初から車内が最適な周波数特性のクルマは存在しませんし,クルマによって車内の周波数特性は大きく違うので,イコライザーでの調整は必須となります。

同じ車種でも周波数特性は意外と大きく違ってきます。

こちら調整前の画像。

ピークとディップで、見事なまでにガッタガタです・・・。(泣)

th_P1080256

 

理想的な周波数バランスにできるだけ近づけるように、サイバーナビのイコライザーを調整していきます。

RTAで測定/調整した上で,聴感でも調整を入れます。

th_P1080255 

サブウーハーがないので、低域がでないのは仕方がありません。

th_IMG_2699

ヘッドユニットの最大ボリュームを知っておく為に,ヘッドユニットの内蔵アンプのゲインも測定します。

が,詳しくはまた別の機会に。

 

 

内装の照明を追加しました。

間接照明で,足下を赤く照らします。

th_IMG_1235

黒のボディーに赤いシートのAUDI TTには,とても良く似合う電飾だと思います。

オーナー様にもとても気に入って頂けました。(^^)th_IMG_1239 

th_IMG_0994.JPG

 

ちなみに,リアスピーカーも,純正にしてはすばらしく高級な,2wayセパレートスピーカー(ツイーター付き)が装備されていますので,
リアスピーカーのグレードアップも非常に効果が高いです。

th_IMG_7197 th_IMG_7199 th_IMG_7200

が,
リアだからと,妥協してコアキシャルスピーカーなどの安いスピーカーを付けないでください。
フロント並に良いスピーカーをチョイスしないと,純正以下の性能になってしまいますので,注意してくださいね。

 

 こちらで、デッドニング作業の動画もご覧頂けます。(^^)
YouTube Preview Image

 

 

イベント関係のフォトギャラリー

https://onedrive.live.com/?cid=37eee5719ba2f295

HOT WIRED製作車両のフォトギャラリー
https://plus.google.com/photos/113559792766274725716/albums

***************************************************************************
HOT WIRED (ホットワイヤード)

455-0801 愛知県名古屋市港区小碓(おうす)1-424
TEL
052-355-9669 FAX052-355-9449

424-1 OUSU MINATO NAGOYA AICHI, JAPAN 455-0801
TEL:81-52-355-9669 FAX:81-52-355-9449

information@hotwired.co.jp
http://www.hotwired.co.jp
http://www.facebook.com/hotwiredjp
https://www.youtube.com/user/hotwiredweb/videos
***************************************************************************

ホンダ インサイト カーオーディオのサウンドセッティング 音調整

HONDA INSIGHT

カーオーディオのサウンドセッティングの為に3日間お預かりした、ホンダのインサイト。

th_IMG_9711

他店でのカーオーディオ一式購入/取付なのですが,音調整のみでのご来店です。
(うちのピットはなぜかいつも黒いクルマが多い・・・)
th_IMG_9721

とても綺麗に取付けされています。(^^)

th_IMG_9715

ヘッドユニットは,パイオニアのP-01。

この一台で,タイムアライメント,クロスオーバー,左右独立の31バンドのイコライザーなど,カーオーディオのサウンドセッティングに必要な機能をすべて装備しています。

deh-p01

が,なぜかこれだけのカーオーディオを購入して取付けてもらったにもかかわらず,音調整をまったくしないで納車されたそうです。(謎)

お客様の話では,自分で調整をしていたがどうにもうまく行かないので,HOT WIREDに音調整のご相談にご来店頂いたそうです。

なんと,最初はツイーターのクロスオーバーの設定が、なぜか, 1kh になっていたそうです・・・。
(もうツイーターが壊れているかも知れないとお客様も心配しています・・・(泣))

 

最近、以前にも増して非常に増えている,カーオーディオのサウンドセッティングのみでのご来店です

まずは,ゲイン調整を行ないます。

頭からやっていきます。

つまりヘッドユニットのゲイン調整からやります。
もしプリアンプやラインドライバーある場合はその次にやります。

ヘッドユニットにはゲイン調整がないのですが,ボリュームを上げていって,信号が歪み始める直前の最大出力を計ります。

たまに,最大出力4Vとか8Vとかを威張って書いてあるヘッドユニットがありますが,パワーアンプの最大入力が2Vなら,2Vに設定しないと,すべてのボリュームで歪んだ信号を増幅する事になります。(全ボリュームで音が割れている)

つまり,P01の出力と,パワーアンプの最大入力を適正かつ最大に揃える作業になります。

そして次に,パワーアンプのゲインの調整をします。

アンプのゲインを単純にボリュームと勘違いしている人が多いですが,ゲイン調整は非常に重要かつシビアな音調整作業です。

アンプの最大出力するポイント探して,設定します。
アンプの最大出力とは,カタログに書いてある数値ではなく,実際に計測して,信号が歪む直前の最大ゲインの事です。(ここが重要!)

正確なゲインの計測と設定にはオシロスコープなどを使用します。
(写真は今回設定したアンプではありません)
th_P1170380

オシロスコープの波形が崩れる直前の最大出力を設定します。
このアンプのゲイン調整により,常にパワーアンプが一番おいしいところで仕事をするように設定するのです。

クルマのエンジンに例えると,320馬力/6500回転 という、最大出力を出せる回転数を見つける作業なのです。
5500回転でも,7500回転でも,適切ではないと言う事です。

カーオーディオは,たくさんの部品を組み合わせてシステムを構築する為,メーカーには、特定のシステムにおける適切な回転数がわからないので、

「自分のシステムに合わせて、正しく適切に調整してくださいね」

という意味でゲインのノブがついているわけなのです。
th_P1170370

今回設定したのは,ALPINEのPDXの4CH.アンプですが,このアンプは,クラスD(D級)アンプなので、最大出力をほんの少し超えると,ものすごく極端に波形がいびつな形に変形します。

つまり,ほんの少しの設定の違いで,パワーアンプが極端に歪んだ音を出すと言う事ですので,ゲイン調整が非常にシビアなアンプといえます。

 

その次に,各スピーカーのクロスオーバーの設定をします。

このクルマはマルチシステムですので,すべてのスピーカーを正しく設定しないと,良い音にならないのは当たり前ですが,最悪スピーカーを破損します。(>_<)

 

次に,スピーカーまでの距離を補正する,タイムアライメントを設定します。

やり方の紹介は、またいつか・・・。

 

そして次に,31バンドのイコライザーのセッティングをします。

イコライザーの調整には,RTA(リアルタイムアナライザー)と言う機械を使用します。

th_IMG_2808

運転席に立てたマイクで,調整用の信号音を拾って,31バンドの周波数を目で見えるようにリアルタイムに表示してくれます。

人間に聞こえる音の範囲といわれている,20hz から 20000hz が表示されます。

画像は,最終的にセッティングが出来上がった状態。

低音から高音まで,キレイに減衰して,ほぼ教科書通りの波形にセッティングする事ができました。

 

HONDA INSIGHT

お客様にはスゴく喜んで頂けました。

ありがとうございました。m(__)m

 

 

***************************************************************************
HOT WIRED (ホットワイヤード)

〒455-0801 愛知県名古屋市港区小碓(おうす)1-424
TEL:052-355-9669 FAX:052-355-9449

424-1 OUSU MINATO NAGOYA AICHI, JAPAN 455-0801
TEL:81-52-355-9669 FAX:81-52-355-9449

information@hotwired.co.jp
http://www.hotwired.co.jp

http://www.facebook.com/hotwiredjp
https://www.youtube.com/user/hotwiredweb/videos
***************************************************************************

カーオーディオのサウンドセッティング(音調整)

カーオーディオのサウンドセッティング(音調整)でご来店頂きました。

トヨタ ランドクルーザー プラド

 

他店でご購入,取付をされたカーオーディオですが,音調整のみのご依頼です。

th_th_IMG_7937 th_th_IMG_7939 th_th_IMG_7946

パワーアンプは,AUDISONAの5.1。

スピーカーは,FOCAL 130KR。

サブウーハーは,ROCKFORD FOSGATE PUNCH の8インチが一発。

ヘッドユニットは,パイオニアのサイバーナビ。

th_th_IMG_7949

 

今回のサウンドセッティングのメニューは,ヘッドユニット上でできる調整をすることにしました。

サイバーナビに内蔵のプロセッサーで、できる範囲のセッティングをします。

th_P1160443  th_P1160448

本来は,ヘッドユニットとパワーアンプのゲイン調整を最初にしておきたいのですが,パワーアンプの取り外しが困難だった為,オーナー様とご相談の上、今回はアンプのゲイン調整はなしにしました。

ゲインの正確な設定には、オシロスコープなどの機械が必要になります。
数値や波形を目で見てセッティングしないと,耳でのセッティングは非常に困難です。
ヘッドユニットやアンプのゲイン調整は,ボリュームとは違い,音が歪む直前の最大出力を計測して,歪まない最大パワーを引き出す作業です。

ナビヘッドでできる調整は,クロスオーバー,タイムアライメント,イコライザーなどです。

聴感上であれこれやる前に,まずは教科書通りのセッティングをして,メモリーします。

HOT WIREDでは,グラフィックイコライザーのセッティングには、リアルタイムアナライザー(RTA)と言う機械を使用します。

th_th_IMG_7948 

運転席にマイクを立てて,調整専用のCDでピンクノイズを再生して,そのクルマの実際の周波数特性と現在の音の状態を計測します。

人間の可聴範囲と言われている,20Hzから20000Hz までを計測/調整します。

低音から高音まで,できるだけフラットに緩やかに減衰していく様な周波数特性を目指してセッティングします。

理想に近いのは,こんな感じ。

th_th_th_IMG_7954

低音から高音までキレイに揃っています。

th_th_th_IMG_7957

良くない例はこんな感じ。
調整しきれないシステムだと,がんばって調整しても,こんなカーブになってしまうことが稀にあります。

th_th_th_IMG_7955

ギザギザに見えるのは,特定の周波数だけ強かったり,音が十分に出ていなかったりすることを意味しています。

ピークとディップと呼びます。

低音が多すぎても,高音が強すぎても,人間には不快な音になります。

th_th_th_IMG_7956 

サイバーナビのイコライザーの設定画面。

12バンドしかないので,あまり細かくはセッティングできませんが,できる限り理想に近づくように調整します。

th_P1160447

 

実際のお客様の,最初の状態。

中低域の周波数帯に大きなディップがあります。

ドアのスピーカーがうまく鳴っていない状態と言えます。

th_P1160439 

イコライザーを、できるだけ調整した結果が,こんな感じ。

中低域の音の出ていない周波数帯域は、もっと出て欲しいのですが,これが限界。

8インチのウーハーの割には,低域がしっかりあります。

16khと20khの超高域が表示されていないので,超高音の音が出ていないこともわかります。

ツイーターの取付が純正のグリルの中なのが理由かも知れませんが,これが、「音のキラキラ感が無い」と感じる理由かも知れません。

th_P1160442

 

できる限り調整をした結果,とても大きな音の変化を実感して頂き,音が良くなったと言って頂けましたので,

良かったです。(^^)

調整内容はプリントしてお渡ししましたので,この調整を一応の基準としてメモリーして頂き,オーナーの好みを考慮しながら再調整して行けば良いかと思います。

 

カーオーディオのサウンドセッティング、音調整,ゲイン調整、イコライザー調整、DSP、プロセッサーの音調整などはお気軽にホットワイヤードにご相談ください。

information@hotwired.co.jp

 

 

***************************************************************************
HOT WIRED (ホットワイヤード)

〒455-0801 愛知県名古屋市港区小碓(おうす)1-424
TEL:052-355-9669 FAX:052-355-9449

424-1 OUSU MINATO NAGOYA AICHI, JAPAN 455-0801
TEL:81-52-355-9669 FAX:81-52-355-9449

mailto:information@hotwired.co.jp

http://www.hotwired.co.jp
http://www.facebook.com/hotwiredjp
https://www.youtube.com/user/hotwiredweb/videos
***************************************************************************