三菱 ランエボ クルマを静かにしたい! その2 デッドニング BMW M3/M4
三菱 ランエボ クルマを静かにしたい!
MITSUBISHI EVO
その1はこちら!
http://www.hotwired.co.jp/blog/?p=6203
カーオーディオの為のデッドニングではなく、クルマを静かにする為のデッドニングを施工する事もめずらしくありません。
今回は、三菱のランサー エボリューション に静音処理/消音処理の為のデッドニングをしました。
同じようなご依頼は、BMW の M3 や M4 、ベンツのGクラスなどでも多いです。
つまり、走行性能に特化したクルマであり、ある程度うるさいクルマである事は承知の上で購入したが、実際に乗り始めると、あまりにもスパルタンなクルマの設計の為、ロードノイズやミッションからのノイズ、排気音などの騒音が以外と気になり始めるのです。
加えて、エンジンやミッション、シャフトなどの熱が車内に伝わってきて、「暑い」というのも良くご相談されます。
スポーツカーなど、走りに特化したクルマ共通の悩みで、ひと昔前は当たり前の事としてみんな我慢していたのですが、世の中のクルマがここまで静かで快適なった現在では、正直ちょっとしんどいですね・・・。
今回の、ランエボの静音処理/消音処理の為のデッドニングは、床面すべてと、ミッショントンネル部分、トランクの床面全面に施工しました。
使用したデッドニング材量は、ロシアのブランド、STP です。
潜水艦など、軍事産業で得たノウハウを持っているメーカーだそうです。
STP は、使う場所や目的に応じて、ものスゴくたくさんの種類のデッドニング材量がラインナップされています。
「とりあえず何か貼っとけばいい」って訳ではないのです。
今回は、より軽く、デッドニングの効果の高い、AERO をチョイス。
まずは、イスやカーペット、内装をすべてバラして床面をハダカにします。
と言っても、ほとんどの日本車が薄いカーペット一枚剥がすと、すぐに床の鉄板です。
ランエボは、軽量化の為、他の事はすべてを犠牲にしていますので、鉄板もできるだけ薄く作られているようで、エコカーなみの薄さに、ちょっとびっくりします。
正確には、鉄板じゃなくて、軽量化のためほとんどのパネルがアルミ板で作られているそうです・・・。
(BMW M3/M4のルーフはカーボンです。)
消音材的な物は一切ありません。
ミッションの音もギュンギュンうるさいし、断熱材も最低限なので、熱もハンパないです。
材料の密着を良くする為に、まずは鉄板表面のクリーニングから。
リアシートもお尻の部分を外すと、ダイレクトに鉄板です。
トランクもこの通り。
グレーに見える部分が、純正で施されているデッドニング材です。
STP のデッドニング材を張り込んでいきます。
全面鉄板に密着する様に、丁寧にローラーをかける必要があります。
STP の AERO
デッドニング材の厚みがおわかり頂けますでしょうか?
STP は、厚みもいろいろ種類があります。
フロアー面は全面張りです。
サイズに合わせて材料をカットして、鉄板に密着する様に丁寧にローラーで圧着していくと言う、地味な作業が数日に渡って延々とつづきます・・・。
ドアほどではないですが、当然「コツ」や「ノウハウ」がありまして、へたくそがやるとうまく密着しないし、剥がれてくるし・・・。
これ以上貼ると、干渉して内装がハマらなくなるギリギリまで貼り込みました。(^_^;)
床面のデッドニングが完了したら、
シートの下と足下の床部分と、ミッショントンネル部分は、消音の為の別の材料も重ねて貼り込みます。
材料がかなり分厚いので、内装と干渉する部分を避けて、うまく施工する必要があります。
ミッショントンネル部分は、パンパンでもうこれ以上貼れません。(^_^;)
純正のハーネスやコネクターなどをアルミテープで固定したりもします。
こういう細かいものも、ノイズの原因になるからです。
もうこれ以上貼れないレベルまで、隅々まで丁寧に貼り込みました。(^^)
すべて完了したら、フロアーのカーペットや内装を戻していきます。
以下は、納車の次の日に頂いたお客様からの感想のメールです。
原文のまま引用させていただきます。
まず第一印象はエンジン音が静かになっています。 これは排気系の音を遮断しているから? エンジンスタート時からかなり違います。 次にロードノイズですが、静かになったというレベルでは ありませんが「ボコボコ」という様な音はほとんどしません。 音のレベルは下がった感じです。 夜になって助手席に嫁さんを乗せたのですが静かになったと 言っています。 特にシートベルトあたりから振動があったのがピタリと無くなった と言っています。 私はこれに関してはわかりません。
ルーフや、ドアのデッドニングも施工すると、さらに静かになると思います。
重量を気にされる方も多いと思いますが、走ってわかるほど重くなるわけないのでご心配なく。
こちらで、デッドニング作業の動画もご覧頂けます。
余談ですが、
三菱のランエボ、この型が、FINAL EDITION だそうです。
つまりこれでランエボも歴史の1ページに消えるという事です。(>_<)
三菱の工場でのランエボの製造工程の動画を見つけましたので、HOT WIRED の FACEBOOK PAGE にリンクしておきました。良かったら見てみてください。
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