アメ車 エアコンの効きが悪い! HUMMER H2/エスカレード/タホ:エアコン修理、エバポレーターの洗浄 エアコンのクリーニング
最近クルマのエアコンの効きが悪くなってきたような気がしませんか?
それ、エバポレーターの汚れが原因です。
毎年暑さを増していく、温暖化ニッポンの夏・・・。
古いアメ車乗りには辛い季節です。
2003年~2010年くらいのハマーやエスカレード、タホなどのGMフルサイズトラックは、基本的に同じエアコンシステムを搭載しています。
エアコンのコンプレッサーが壊れた、とか分かりやすい修理なら単純なんですが、逆に修理が難しいパターンが多いのがこの辺の年式のアメ車の特徴で、片側だけ熱い風が出てくるとか、壊れてはいないけど、エアコンの効きが悪い、出てくる風がぬるい、エアコンのガスを入れ替えても冷えが悪い、操作パネルの表示が狂う、などの症状で悩まされているオーナーが多いのではないでしょうか?
原因はいろいろあり、特定するのが困難なのですが、
今回ご紹介するのは、修理するのは、最も困難で、みんなやりたがらない、エバポレーターです。
エバポレータの交換には、ダッシュボードを全バラになります。
大変な手間と費用がかかります。
なので、一番最後までやらないことが多いのですが、コイツが原因の場合は、他の何を修理してもエアコンの効きは良くなりません。
まず、この辺りの年式のアメ車のトラックには決定的な設計上の問題点がいくつかあり、エアコンのエパポレーターやブロアーが詰まるのです。
詰まっているだけなので、壊れているわけではなく、クリーニングするだけで治るパターンも多いです。
HUMMER H2/エスカレード/タホなどのエアコンの効きが悪い、壊れてはいないけど、出てくる風がぬるい、などのエアコンの修理には、エバポレータの洗浄が効果的です。
HUMMER H2のエアコンシステムの問題点:
問題点1:
なんと、車外からエアコンのブロアーが丸見え。
フィルターもなんもないので、かなり大きなゴミまで入りまくり。
アメリカでは、動物が巣を作っていたなんて報告を良く見る。
問題点2:
車外からゴミが入りまくる構造な上に、車内のエバポレータ前にあるべき、エアコンフィルターがない。
※グロ注意
この画像は、2004年式の17年落ちとは言え、新車から日本の都会をおとなしく走っているだけの、ワンオーナー、6万キロのものすごく状態の良い個体です。
中古並行のアメ車がどうなっているか想像してみてください・・・。
家庭用のエアコンでも数年に一回はクリーニング、洗浄するのが当たり前になってきました。
自動車のエアコンでも洗浄しないとダメなんです。
今回は、2004年式 HUMMER H2を例に、エアコンの効きを良くする方法を少し詳しくご紹介します。
一番いいのは、ダッシュボードを全バラして、エアコンユニットを丸ごと車外に取り出して、ブロアーとレギュレーターとエパポレータを新品に交換して、システム丸ごと洗浄するのがベストですが、これはとんでもない大手術になるので、
密封されたエアコンユニットに穴を開けて、そこからエバポレータを洗浄する方法をご紹介します。
※リスクのある開腹手術ですので、自己責任です。壊れても保証しません。
HUMMER H2/エスカレード/タホなどのエアコンの効きが悪い、壊れてはいないけど、出てくる風がぬるい、冷えが悪いなどの場合には、エバポレータの洗浄が効果的です。
と、言っても簡単にはできません。
正確な位置に穴を開けて、中を洗浄した後に、エアコンフィルターを設置して、このようにエバポレータが詰まることがないようにするという改造です。
穴を開けると中のエバポレータが見えます。
グロいです・・・。
何年もこのエバポレータを通した空気を吸っていたと思うと本当に気持ち悪い・・・。
まずは、バキュームでドライクリーンングします。
これだけでも表面はかなり綺麗になりますが、フィンの中の汚れは取れていません。
大きなゴミを吸い取って掃除した後に、エバポレーター専用のケミカルで洗浄します。
(専用クリーナー以外で洗っちゃダメです)
臭い消しのスプレーとかのレベルでは洗浄はできません。
あの汚いエバポレータのまま、匂いだけごまかしているだけです。(>_<)
HUMMER H2 エアコンクリーニング・エバポレーターの洗浄:55000円(税込)〜
開腹手術が必要なモデルの場合は、+38500円(税込)
エバポレーターの洗浄後の画像がこちら。
ビフォー・アフター
せっかく洗っても、この年式のハマーには、エアコンフィルターがないので、すぐに汚れてしまいます。
なので、ワンオフでエアコンフィルターをフィッティングしました。
車外から丸見えのブロアーモーターにもフィルターをつけました。(写真撮るの忘れました。)
オフロード走れば、ここから砂も埃も入りまくりです。
落ち葉や鳥の羽根などまでなんでも入って来ちゃうので、フィルターつけた方が良いです。
風量も変わりません。
ハマーのエアコンって、街乗りでもトラックの排気ガスとかすごく車内に入ってくると思いませんか?
ここにフィルターがないからですよね・・・。
このACブロアーモーター自体も後日新品に交換します。
ハマーなどのGM系アメ車のフルサイズトラックの定番のエアコン修理箇所、ブレンディングモーターも、交換すると良いです。
今壊れていなくても、このアクチュエーターはいつか必ず壊れます。
温度調整をこのモーターとドアの開閉で制御しています。
左右独立エアコンの助手席話だけ温風が出るとかは、このモーターが壊れている証拠です。
ハマーは全部で4個ブレンディングドアがありますが、1個は手が届かないので、3個だけ交換します。
ここでご紹介している、エアコンフィルターのカスタムやエアコン修理やエバポレーター洗浄を承ることは可能ですが、部品の取り寄せに時間がかかることや、本業のカーオーディオの仕事の合間に作業しますので、しばらく預かりでの作業となり、納期のお約束ができません。
納期の厳しい方はご遠慮させていただいております。
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