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ビューエルのリアサスのスプリングを換えて、乗り心地を良くする方法。BUELL XB12Scg/9Sの場合。

名古屋のカーオーディオ専門店「HOT WIRED」は、バイクのオーディオカスタム、バイクのカスタムも手掛けております。

HOT WIREDのデモバイクのBUELL XB12Scgは、2007年以来、もう15年間も実験と考察を続けています。

特に、サスペンションに関しては、Scgモデルだったために非常に困ったことになったことを発端に、深い考察と実験を経て、様々な解決策を見つけ出して、多くのビューエラーに情報発信しています。

 

BUELL XB12S リアサスペンションのバネレート変更 柔らかいスプリングレートのワンオフのスプリング制作の記事はこちら!
https://www.hotwired.co.jp/blog/?p=18386

 

今回は、BUELL XB12Scg/9Sモデル用のリアサスペンションのバネレート変更 柔らかいスプリングレートのワンオフのスプリング製作のご紹介です。

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※Chromeで画像が表示されていない場合は、Safariなどのブラウザーをお試しください。スマホの場合は、ブラウザモード、スマホモードなどをお試しください。

 

 

BUELL XB12Scgと9Sだけは、黄色いスプリングなのですぐに見分けがつきます。

BUELL XBモデルは、ショートストロークに極端なキャスター角、硬くてストロークしないリアサス、硬いドライブベルトなど、様々な乗り心地を悪くする原因満載のバイクである。

中でも、XB12Scgモデルと、9Sだけは、12S/12Rなどの標準サスペンションと比較して、1インチも短い極端な短足仕様で、ものすごく乗り心地が悪だけでなく、固すぎて跳ねて、路面追随性が悪く、ストロークが短すぎてすぐに破綻してしまう、ビューエルの最大の魅力のコーナリングも楽しめない、非常に運動性能が低いバイクになっている。

「ビューエルだし、こんなもんかな」と思い込んだまま乗っている人が多いようですが、

ある程度他のバイク経験のある人だと、乗っていて、「なんか不安」「吹っ飛んでいきそうで怖い」「何か楽しくない」「こんなはずじゃないだろ?」と感じているハズです。

そうです、あなたの感覚は正しいです。

 

 

そんな、短足仕様のBUELL XB12Scg/9Sを、本来あるべき姿のビューエルに戻す方法があります

それは、前後のサスペンションを、SまたはRの普通のサスペンションに移植することです。

と、言うのは簡単ですが、各部品には互換性がなく、実際の移植は簡単ではありません。

BUELL XB12Scg/XB9Sに、SまたはRフロントフォークの移植する方法については、別のブログ記事で詳しく紹介していますので、そちらを参照してください。

 

 

まずビューエルxb12scg/9sのサスペンションの問題点を整理しましょう。

一言で言うと、硬すぎる。
結果的に、しなやかさが無く、路面追随性が悪い。突き上げ、跳ねる。

ショートストロークで硬い跳ねるサスと、超ショートホイールベースの不安定さが加味されて、直進安定性の無さは恐ろしく、まっすぐ走るだけでも吹っ飛ばされそうで非常に怖い。
交差点を曲がる程度でも、ハンドルが切れ込んで、非常に不安定かつ乗りにくい。
高速コーナーでギャップ踏んだら吹っ飛びます。

単純に乗り心地が悪すぎる。
特にリアの突き上げるような乗り心地の悪さは腰を痛めるレベル・・・。

 

考察①:

BUELLは、アメリカのモーターサイクルメーカーであり、基本的にはHARLEYです。
マニュアル記載のBUELL XB12Sの最大許容荷重は、240kgである。

これはどう言う意味かと言うと、
体重150キロの旦那が、体重90キロの奥方を乗せて地平線までかっ飛ばしてツーリングに行っても破綻しないサスペンションの硬さにしておく必要がある、
と言うことなのである。

このようなバイクに、70キロくらいのアジア人が一人で乗っているとどうなるのか?

バネが硬すぎて、突っ張ったままでストロークするわけがない。
路面追随性が悪く、パンパン跳ねて、結果気持ち良く走れない。
乗り心地が悪すぎる。

良く注意して乗ってみると、2人乗りやキャンプ用品満載だと、リアサスが良くストロークしているのがわかると思います。 

 

それに加えて、さらに!

XB12Scg/9Sモデルは、おそらく、足が届かなくて乗れないアジア人用の短足仕様を作ったものではないかと思われるのですが、標準のビューエルに比べて、1インチも短い短足仕様になっており、最悪の仕様となっています。

標準のビューエルのフロントフォークでも、10センチくらいしかストロークがないものから、3センチくらい短くしてしまっているわけです。

その上、30%もストロークが減ってしまったサスが、底付きしないようにするために、さらに硬いスプリングを入れてさらにストロークしないようにしてしまっているのだ。

これでは、操縦性や運動性能のなど完全に無視の、昭和のヤンキーのシャコタンみたいなもんです。(笑)

気持ちよく走れるわけがない。

 

実験結果①:

結論から言いますと、市販されているサスペンションパーツをポン付けしても、解決しませんでした。
広く一般に市販されている汎用品は、純正品に習って作り、なおかつイチャモンつけられないようにしておく事を最優先に考えるため、純正比であまり大きな変更をすることがありません。

結果、見た目以外は純正品とほとんど同じスペックになっており、乗ってもなんも変化がわかりませんでした。(>_<)

加えて、社外品のサスペンションパーツというものは、基本的に純正より硬いバネや硬いダンパーなど、サスペンションを硬くするための物しか存在しません。
純正サスがフニャフニャの国産ネイキッドや小型バイクやなどはそれで良いかもしれませんが、海外メーカーの大型バイクの硬すぎるサスペンションをさらに硬くするとか、短くするとかは、運動性能を台無しにしてしまう改悪で、ナンセンスなのです。

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解決策:

フロントフォークに関しては、別のページを参照してください。
SまたはRの標準ストローク量のあるフロントフォークに移植する以外の方法ですと、オーバーホールして、オイルの粘度で調整するのが良いです。

そしてここからが、今回の本題のBUELL XB12Scg/9Sのリアサスです。

このページを読んでいただいている方は、おそらく既にダンパーの減衰やプリロードをあれこれいじって色々やってみて、ご存知と思いますが、
残念ながら、解決することはできません。

XBのリアショックのバネを等巻きスプリングの柔らかいバネに交換する以外に解決策はありません。

これは、大型のSSバイクをレース仕様に改造する場合にも良くやるカスタムです。

サーキット仕様にするのに、バネレートの低い、柔らかいスプリングに交換するのは意外な感じがしますが、要するに、

サーキット専用の一人乗りで、2人乗り仕様の標準サスペンションの可変レートスプリングでは、バネレートが固すぎて動きが悪いので、シングレートスプリングの柔らかいバネに交換するのです。

 

 

数値で科学的に検証してみましょう。

BUELLのサスペンションのスプリングレートを測定してみた結果:

ビューエル XB12S/Rのリアサスの純正スプリングのバネレートは、68N/㎜から98N/mmの可変レートスプリングである。

BUELL XB12Scg/9Sの短足仕様のリアサスの純正スプリングのバネレートは、75N/mm ~ 94N/mmの可変レートスプリングである。

サスペンションは、リンクやレバレッジがあり、単純に数値だけ比較できない面もあると思われるが、XB12Scg/9Sの標準スプリングは、初動から固すぎて、最後は踏ん張らない、やはり最悪なバネレートであることが数値からも推測できる。

つまり、低速域でも動きが悪く、乗り心地が悪い上に、高速域や大きな荷重がかかると底付きしたり、破綻する。

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ビューエルのリアサスの動きをよくして、運動性能を向上させて、乗り心地も良くなる等巻きスプリングを製作しました。(^^)

 

HOT WIRED MotorSportS
BUELL XB12Scg/9S用 シングルレート リアスプリング(50N/mm):74,800円(税込)
納期:約4〜8週間

※価格・使用は予告なく変更になります。

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hotwiredweb@gmail.com

 

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