HUMMER H2 暗電流によるバッテリー上がりの原因究明と修理：メーター修理・メーターユニット交換

HUMMER H2のカスタムや修理の情報発信をしています、名古屋のカーオーディオ専門店「HOT WIRED」から、
ハマー H2のバッテリー上がりの修理とメーターの修理のご紹介です。

  
　
 
しばらく乗らないとバッテリーが上がっている。
古い車にはつきもののトラブルですが、原因の究明が非常に困難なトラブルです。
原因が特定できずに、当てずっぽで部品交換を繰り返したり、車両のハーネス全部交換したりしているオーナーもいますよね。

安電流の原因の多くは、どこかの部品が勝手に電力を消費しているパターンが多いです。
要するに、どこかの部品が壊れていて、勝手に電力を消費しているので、ちょっと止めておくとバッテリーが上がってしまうわけです。
完全に壊れていなくても、暗電流の原因になっているユニットが存在するので、厄介なのです。

今回の個体は、暗電流によるバッテリー上がりの原因が、メーターユニットでした。
　
　
　
　
HUMMER H2に限らず、エスカレード、ユーコン、タホ、サバーバンなどのGMのフルサイズトラックは、すべて同じメーターが使用されていますので、同じことが起きます。
　

メーターの故障の症状として、定番なのが、メーターが狂って、間違った数値を表示す様になります。

上記の修理は比較的簡単で、メーターを動かすモーターが寿命を迎えていますので、ステッピングモーターの交換で直ります。
いずれ全部同じ症状が出ますので、全てのモーターを交換しておいた方が良いです。

ちょっと厄介なのが、モーター以外のトラブルの修理です。

今回の個体は、メーターはすでにモーターを交換してあり、正常に動作しているのですが、内部のなんらかの問題により、暗電流の原因となっており、バッテリー上がりの原因となっていました。

まずもって、暗電流によるバッテリー上がりの原因がメーターユニットであることを突き止めるまでに、あちこちの修理工場を転々として、無駄な修理や部品交換を繰り返し、ここまでたどり着くのに何年もかかっています。
　
　
　
結論から言うと、メーターユニットを正常なものに交換する必要がありました。

ところが、ハマーH2のメーターユニットは、すでに生産終了しており、新品を手に入れるのが非常に困難です。
また、中古品の多くは同じ様なトラブルが原因で交換されているものが多く、正常な中古のスピードメーターを見つけることも非常に困難です。
一旦は、とりあえず中古のメーターユニットで、症状が改善したのですが、半年くらいで結局やっぱりダメで、新品のメーターユニットを探す必要がありました。

今回は、なんとかアメリカから新品のメーターユニットを取り寄せることができましたで、とてもラッキーなのですが、メーターパネルの色が黒しかなかったので、元々のホワイトメーターのパネルを移植して使用することにしました。

新品のメーターユニットは、距離を元通りの距離に設定することが可能です。

　
　
HUMMER H2 メーターユニット（新品、距離設定込み）：173,800円（税込）
※輸入品につき、仕様・価格は予告なくアップデートされます。

ハマーなどのアメ車のバッテリー上がり、暗電流で困っているオーナーが多いと思いますが、バッテリーを大きくするとか、マイナス端子を外せる様にするとかの対処療法では、根本的な解決はできません。
原因を突き止めて部品を交換しないと直りませんので、正しく診断・修理ができるショップを探してください。