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HUMMER H2 のオイル&エレメント交換と足回りグリスアップ

愛知県,名古屋のカーオーディオのプロショップ、ホットワイヤードのオフィシャルブログ!

 

HUMMER H2 の、エレメント交換と足回りとステアリング系、シャーシ関係のグリスアップをしました。

エンジンオイル交換については、サイクルや使用するオイルの種類などに色々な意見があり、アメリカのフォーラムなどでも議論になる事が多いのですが、オイル交換くらいしかクルマにしてやれる事はないので、なるべくマメにオイル交換するようにしています。なんとなくフィルターもほぼ毎回替えています。

そして個人的に重要視しているのは、石油会社の作っているブランドやレースで使用されているブランドであるという事、粘度が純正指定に合っているまたは極端に違わない事、です。
そして、100%化学合成油が良いような気がする。

クルマ屋さんとかで、何も指定せずに適当にオイル交換を頼むと、何を入れているのかわかりませんが、いつも大抵エンジンが重苦しく、全域で走りが重くなります。 

今回入れたオイルは、 WAKO’Sの、PRO STAGE S の、10W-30。
純正指定のオイルの粘度です。
アメ車のトラックに最高級のオイルを入れてもあまり意味がない事を学習したので,リッター1800円の,プロステージS、100%化学合成油を選んでいます。

HUMMER H2 用のオイルエレメントと,ドレンボルト。

th_CIMG0908 th_CIMG0909 

ドレンボルトは,パッキンが一体型。

th_CIMG0910

 

足回りと,ステアリング系のグリアップに関してですが、アストロやタホやサバーバン、チェロキーやグランドチェロキーなど、GMをはじめ,多くのアメ車のSUVやフルサイズトラックでは、「最低でも1年に2回くらいは絶対にやらないといけない」,必須のメンテナンスですが、何もやってないどころか,グリスアップ自体を知らない人が多くてビックリします。

中古並行車などは,やると、めっちゃ調子良くなりますので,地味な作業ですが,絶対お勧めですよ!


足回り関係をメインに、グリスニップルが付いている指定の箇所にグリスを押し込むだけなのですが、やらないとグリス切れでハンドルが重くなったり、ギコギコ言い出したり、最終的には故障の原因にないます。
最低でも年に一回くらいはやるべきと思います。
これもHOT WIREDのデモカーのHUMMER H2は年2回くらいでマメにやってます。

このグリスアップにもコツがあって,詳しくないショップに頼むと,「グリスをさす」感じなのですが,グリスをさすのではなく,中に入っている古いグリスができるだけ全部入れ替わるまでグリスをたっぷり押し込む必要があります。

新しいグリスを押し込む事で,古いグリスが全部押し出されて,新しいグリスが出でくるまで、たっぷり押し込まないと意味無しなんです。

th_CIMG0970

 

もちろん,押し込みすぎもダメなので注意。

 

今回のお客様の HUMMER H2。
おそらく一度もグリスアップされた事が無いように見える,ニップル・・・。

th_CIMG0945 

で、

HUMMER H2やタホ、サバーバンなどの、アメ車のフルサイズトラック系にお乗りの方に、まめ知識です。
グリスを押し込む箇所に付いているグリスニップルですが、場所によってはグリスガンが入れにくい、または入れられない場所があります。
そこで、90°に曲がったグリスニップルに付け替えると、このグリスアップ作業がとても楽になります。

ピットマンアームのグリスニップル。
90度のニップルに付け替えないと,たぶんグリスアップするのが不可能な箇所。
th_CIMG0949th_CIMG0947

ここも90度のニップルに交換しないとかなりやりにくい。

th_CIMG0946

 

画像にある真っすぐのモノがGM純正のグリスニップルです。
90°に曲がっている物が、今回取り替えた物です。

DSC04990

ご希望の方には、グリスアップの際に同時に交換できますので,ご相談ください。

th_CIMG0963

これでグリスップもやりやすくなりました。

 

グリスガンを入れるのがほぼ不可能な場所はアッパーアイドラーアームです。
アンダーガードを外してやっとグリスニップが触れますが、ニップルと壁の隙間が3センチほどしかなく、グリスガンを差し込むのはほぼ不可能です。 

 

HUMMER H2は全部で11カ所のグリスアップ箇所がある様です。

-2 on upper control arms
-2 on lower control arms
-1 on Idler Pivot assembly
-1 on Idler Arm
-1 on Pitman Arm
-2 on tie rod outers
-2 on tie rod inners

以下は、グリスアップ用のニップルの位置の写真を撮った,参考画像です。
Dscf0003Dscf0004Dscf0002グリスアップポイントの画像

 

アッパーとロアーのボールジョイント,インナーとアウターのタイロッドエンド,ピットマンアーム,アイドラーアームに2カ所。

アイドラーアームの一カ所は最上部にあり,隠れていて,フレームとアイドラーアームの間にあるので、初めての人は,位置がわからないかもしれない。

ステアリングトップにも少々のグリスを。

シャーシ関係は,エンジンオイル交換のたびにグリスアップするべきです。

グルスアップする箇所は,
フロントサスペンション、ボールジョイント,ステアリングリンケージ,トランスミッション利府とリンケージ,トランスファーケースリフトリンケージ、パーキングブレーキケーブルがイド,ブレーキフロントアクスル。
ボールジョイントのグリスアップは,マイナス12度以下の環境ではやってはいけません。故障の原因になります。

 

HUMMER H2 のメンテナンス。グリアップ編 の動画はこちら!

https://youtu.be/LIos4l5Z73M

 

 

HUMMER H2 のメンテナンス,オイル交換,グリスアップ等のご相談は,お気軽にホットワイヤードまでお問い合わせください。

 

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