若者のクルマ離れ、バイク離れ。
2007年式BUELL XB12Scg。
見た目でやられて、試乗でやれました。(笑)
ほぼ衝動買い。
今までに経験したことのない、乗る事自体が楽しい不思議な魅力を持った変態バイクです。
初めての外車バイクですが、ちょうど国産のバイクに飽きてきたところでした。
個人的感想として、国産車って、基本的にみんな同じで、良く出来たバイクばかりですが、モーターのように回る味気ないエンジンと、街乗りでは永久に欲求不満がたまるだけで、全然面白くない乗り味。
4輪車も同じですが、最近の国産車はどれも全く個性がない。
確かに速くて、丈夫で、安いが、面白くも何ともない。
普段の足として使う耐久性やメンテ費用の安さ、サーキットで速く走りたいなどが目的なら絶対に国産車でしょう。
若者のクルマ離れ、バイク離れが話題になっている昨今ですが、最近のクルマやバイクを見ると、それも仕方がないように思えます。
僕はクルマとバイクの為に生きているような人間ですが、はっきり言って最近のクルマやバイクには全く興味がわきません。
国産ディーラーにクルマを見に行くと、家電量販店で嫁と一緒に冷蔵庫を買いにいった時と同じ気分になります。
どのクルマも色以外は基本的に同じに見えます。
外観もたいした違いはありません。
試乗してみてもほぼ同じに感じます。
つまり、
はっきり言ってどれも同じだし、生活に必要だから買うだけで、僕としてはそもそも本当は買いたくないので出来るだけ安いヤツがいいと思うだけで、けっして魅力を感じてわくわくするような買い物ではない。
今の冷蔵庫を買った理由:
1、必要なサイズ
2、そのクラスで一番お値打ち
3、省エネタイプ
4、ステンレスボディーで何となく今風の外見
5、お店は単に近所だったから
以上
今やクルマやバイクもほとんどの人がこんな理由で選んでいるのではないでしょうか?
これは若者がクルマやバイクから離れたのではなく、自動車メーカーが家電メーカー化してしまっただけではないでしょうか?
きっと40年前の若者は、冷蔵庫や電子レンジをわくわくしながら、選んで買って、その家庭では自慢の機械だったのではないでしょうか?
近い将来、電気自動車になって、松下モータースがクルマを作り始めたら、世界最強の自動車メーカーになるのではないでしょうか?
日本車メーカーも、低価格とエコ以外の、なにかもっと魅力的で、個性的で、特別な付加価値のある自動車を作らない限り、近い将来は第三世界の自動車メーカーの低価格にやっつけられて、アメリカ車のように絶滅してしまうのではないでしょうか?
日本人が自動車、バイク、電気製品から興味が無くなったら、もう日本人が日本人ではなくなってしまうと思います。
自動車、バイク、電気製品は単なる商品ではなく、「モノ作り」として、日本人の最大のアイデンティティーなのではないでしょうか?
日本人の知恵と技術で、誰にもまねできない、魅力的でわくわくする次世代の工業製品を作り出していくであろう事を信じています。