BUELL オイル漏れ修理 エンジンオーバーホール その3
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ヘッドやシリンダーを外して,ピストンむき出しにするまでは前回のブログで書いた通りです。
プッシュロッドは,前後で微妙に長さが違います。
今回の目的は,あくまでもオイル漏れの修理。
その為のガスケットの交換です。
なので、ピストンの交換や各部の研磨などは省きます。(^_^;)
今回使用した,ハーレダビッドソン純正のガスケットキット。
HARLEYと共通の為,スポーツスター用のガスケットも同梱されています。
(いらないので,欲しい方差し上げます。)
ヘッドカバーから漏れているだけなので,ヘッドのガスケットだけの交換でもよいのですが,ヘッドを固定する為の長いボルトはシリンダーを貫通していて,緩めると,シリンダーのベース部分も緩んでしまうのので,この際シリンダーも外してすべてのガスケットとパッキンを交換する事にしました。
そして,2007年以降のBUELLは,色々な部品が対策部品に変更されており,大きなトラブルの原因になる欠陥はほぼ改善されている反面,それまではエリックさん本人を初め,特別な技術者と職人による手作りのカスタムバイクだったものから,大量生産へ移行して行こうとした時期である為,一部作りが雑だったり,組んだ人がへたくそで,うまく組めていない場合が多くある年式なのだそうです。
一通りバラして確認してみた結果,ぼくのビューエルはあたりのようです。(^^)
しかし,シリンダーやヘッドのガスケット設置面の切削精度は非常に低く,削りの荒い断面がはっきりと見て取れます。
なので、普通のバイクよりスゴく余計にがんばってオイルストーンで断面を磨きました。
燃焼室もキレイ。
吸気バルブも排気バルブも問題無し。
プラグが真っ白に焼けているのが気になるが,こんなものらしい・・・。
シリンダーも非常にキレイ。
ピストンもピストンリング等も非常に綺麗だし,走行距離も少ないので,交換の必要なし!
ピストンの頭は,下手に磨くと圧縮が下がってパワーがなくなるので,触りません。
このまま組み直します。
漏れがひどかったヘッドまわりは,ガスケットだけでなく,念のため,全体に液体ガスケットを塗っておきます。
これで完璧です。
特にこの角は,シリンダーの角度的に一番オイルがたまる位置なので,一番漏れやすい位置なのです。
今回もここから漏れてきました。
ガスケットは新品。
BUELL XB12S のエンジンの分解,オイル漏れの修理,ガスケット交換,その4へ続く。
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